2012年6月29日金曜日

ソロモン人は血を大切にする

ソロモン人と話していて、
価値観というか考え方とういうか
そういうものの違いを感じることはよくある。
その感覚が慣れて今となっては
そんなに驚くことも少なくなっていることもあるが、
 例えば時間の感覚の違いとか。。。etc
 今回は現地の人と話していて、
 強く衝撃というか心に残っている感覚の違いを書いておきたいと思った。
 ソロモンの西の島に、
ソロモンでは必需品のツナの缶詰の工場がある。
 以前は日本が経営しており、
 たくさんの日本人が当時は働いていた。
 その間にたくさんの日本人との子供ができたようで、
日本人とのハーフの子供がよく見かけられるらしいんだけど、
 父親は日本に帰っていて
ソロモン人のお母さんとの 母子家族が多いらしい。
という話を聞いていた。
 私たち日本人の感覚からしたら、
子供だけ作って本人は仕事が終ると日本に帰り、
 子供たちは置き去りという残された家族が
かわいそうと思ってしまうと思う。 
実際私もそう思っていて、
現地の人とそういう話になったときに、
そんなんよくないよねーというふうに話していたら、
 そのソロモン人は いやそれでいいのだ。
私たちはあなた達のその肌(血、遺伝子)が欲しいのだ。
 全員ではないけど、
子供の為に店を建ててあげたりしてくれる人もいる。
 と。。。。
ソロモンではワントクシステムと言って家族(遠い親戚も入る)はみーんな、
助けるという習慣が強く根付いている
その為に働かなくても喰いっぱぐれることはない。
 だからお父さんがいなくても、
その家族が皆で面倒みるからお父さんがいなくても
お父さん役の人は沢山周りにいる。
 遺伝子が遠ければ遠いほど
優れた遺伝子が生まれやすいと言われている。
ソロモン人はそれを知って言っているのか
本能的かはわからないけど、
 遺伝子が欲しいという感覚は本能なのだろうな。
と思った。 
そしてまた違うシチュエーションで違う人と話しているとき。
 ソロモン人はどうも血の気がとても多いような気がする。
 特に男性。
ケンカ好き。
だしみんな何かしらファイティングを習いたいとよく言っている。
その話の延長で家族は殺すのはやっぱりためらうけど、
 血が繋がってなかったら必要ならばためらいなく殺せる。
と言っていた男の子。
 私が人を殺せると言ったことに少し驚きの顔をしていると、
 俺らは血が重要なんだと。
 うーん。。。
なるほど。。。
 と思わされる。
 ソロモンの田舎になればなるほど、
 1つのコミュニティは1つの家族から形成されている。
 私の今住んでいる村も、
みーーんな血が繋がっている。
 いざとなったら、
 私だけが血が繋がってないからちょっと怖いな。。。笑
って思う。。。
というのは軽く半分冗談と半分本気な気持ちなんだけど。
 でも村の人はとても私をリスペクトしてくれて接してくれるから、
 まぁまず危険な状況はないと思われる。
 と少し話がそれたけど、
 そういったところなんか本能的なものが
先進国の人たちより強く残っている感じがする。
聴力や視力がみんなずば抜けていいのも、
自然の中で生きているからこそだと思う。
 








  家の周りの子供達。 みーんな親戚☆

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