2011年8月27日土曜日

幼稚園建設

今 私が巡回している幼稚園の1つは日本の遺骨収拾団体
(ソロモンは第二次世界大戦で日本とアメリカが戦った舞台になったところでもあり、今でも多くの当時の兵隊さんの遺骨が残っており遺族が遺骨を探しにやってきている)
の支援により幼稚園が建てられている。
日本からの支援は建設費用なので、
建設にあたっては現地の村人がやっている。
一応 専門の建設する人が村にいるものの建設道具は
ほとんど日本みたいにそろっているわけでないので、
すんごく時間がかかる。
私が派遣される少し前から建設は始まっていたみたいなんで、
5ヶ月くらいはもう経っているんだけど、日本の何倍もの時間がかかる。。。
私もちょっと前に手伝ってみたんだけど、そりゃ時間かかるね。。。
といった感じ。
セメントなどを市内から買ってもってくるんだけど、
それもトラックで運ぶとなると雨が降ればベティバツの道路は
べちゃべちゃになるので資材を運ぶことができない。
晴れが数日続いて道が乾くのを待たないといけない。
そして作業の殆どが手作業と言っていい感じなのだ。
初めて私が作業を手伝ったときは私と
建設を主にしている人(マンギさん)だけの2人で、
床の基盤になる部分に土砂を埋めていくんだけど、
それを1輪車で数百メートル離れたところから運ぶ。
1輪車は1つしかなく、私は農道を1輪車を押していくほど力がないので米袋に入れて運ぶ。。。
そしてペットボトルにセメントをいれて固めた重しを持ち上げては落として平に固めていく。。。。
この作業をただひたすら1日やっていました。
そして2回目の私が手伝った日は村人が何名か手伝いに来てくた日で、
女性が大きな米袋に土砂を入れて運ぶ作業をひたすらやりました。

ソロモンの女性はとっても力持ちで働きものです。


今度は集めた土砂をセメントの粉と混ぜ合わせて床の部分をセメントで埋めていきます。このときもセメントと土砂を混ぜるのはもちろんスコップで、セメントを流した後は木材で平にのばしていきます。

この日は10人くらいの村人が手伝ってようやく床の部分のセメントが終了。
壁になる木材も近くの山から切ってきます。
やはりソロモンはすごく木に恵まれているので、木材は簡単に手にはいります。
家を建てるときも近くの山から木を切ってきて建てるって感じ。
特にベティバツは山の中の村の中なので、木には困らないって感じです。
まだまだ幼稚園完成は先のようです。