2012年6月29日金曜日

隊員宅訪問


 私がいる島の向かいの島(ゲラ)に、
理数科の先生ボランティアがいる。
海がキレイとも言われてるし、
その隊員が帰国する前に行ってみた。
ガダルカナル島からはボートで約2時間弱。
でもボートはいつ出るかわかんないので
、毎日でないし時間もわからない。。。
行こうとしたその日はボートがないと言われ次の日は出るとのこと。
次の日も4時間くらい待って
そろそろ行くのあきらめかけた頃にボートが出た。
もうゲラに着く頃にはすっかり
真っ暗で星がとってもキレイだった。
その島は銀行がないから学校の先生たちは
2週間に1度の給料日は、首都の島まで来てお金をおろす。
そのついでにお酒もいっぱい買って
酔っぱらっっていい気分でボートで帰る。
私がゲラに行ったときも、
給料をおろしに来た先生たちが
いい気分になっているボートにお供させてもらった。

次の日はさっそく学校見学させてもらう。
ビーチ沿いに学校があって、
いかにも南の島♪漂う感じが
私の気持ちをルンルンにさせる。


     
                 朝の集会(木陰の下で)
               校庭のすぐ横は砂浜とキレイな海






幼稚園から小、中、高が同じ敷地内に建っていて、
リーフハウスで南国色いっぱいです♪


               小学校1年生クラス


                  休み時間
              
                      
                 幼稚園クラス

                   
 
                中学生クラス









そんなん海の島を楽しみながら、
私が自分の島に戻るボートも
次はいつ出るかわからない状況で3日目の夜。
夜中にムカデに噛まれた!!!!!
初めて噛まれたけど、
とんでもない痛さ!!!!
全ての痛みの感覚が一気にきてる感じで、
どうしようもなく痛い!!!
あまりの私のもがきように、
夜中に現地の人がカヌーを出してくれて、
隣の島のクリニックに連れていってもらって注射をする。
だけど全然痛みはひかず、
次の日ももがいてもがいて、
特別に私用でボートを出してもらって
なんとか首都に帰ることができた。
首都でも病院でまた注射してもらうけど、
あまり痛みは治まらずで2日間くらい寝れなかったよ。。。
痛みが治まってきても、
しびれとか動かすと痛かったりで
全治2週間以上かかりました。
ムカデはとっても恐ろしいです。



               
                  学校の教会
              生徒は毎朝お祈りしてます

ソロモン人は血を大切にする

ソロモン人と話していて、
価値観というか考え方とういうか
そういうものの違いを感じることはよくある。
その感覚が慣れて今となっては
そんなに驚くことも少なくなっていることもあるが、
 例えば時間の感覚の違いとか。。。etc
 今回は現地の人と話していて、
 強く衝撃というか心に残っている感覚の違いを書いておきたいと思った。
 ソロモンの西の島に、
ソロモンでは必需品のツナの缶詰の工場がある。
 以前は日本が経営しており、
 たくさんの日本人が当時は働いていた。
 その間にたくさんの日本人との子供ができたようで、
日本人とのハーフの子供がよく見かけられるらしいんだけど、
 父親は日本に帰っていて
ソロモン人のお母さんとの 母子家族が多いらしい。
という話を聞いていた。
 私たち日本人の感覚からしたら、
子供だけ作って本人は仕事が終ると日本に帰り、
 子供たちは置き去りという残された家族が
かわいそうと思ってしまうと思う。 
実際私もそう思っていて、
現地の人とそういう話になったときに、
そんなんよくないよねーというふうに話していたら、
 そのソロモン人は いやそれでいいのだ。
私たちはあなた達のその肌(血、遺伝子)が欲しいのだ。
 全員ではないけど、
子供の為に店を建ててあげたりしてくれる人もいる。
 と。。。。
ソロモンではワントクシステムと言って家族(遠い親戚も入る)はみーんな、
助けるという習慣が強く根付いている
その為に働かなくても喰いっぱぐれることはない。
 だからお父さんがいなくても、
その家族が皆で面倒みるからお父さんがいなくても
お父さん役の人は沢山周りにいる。
 遺伝子が遠ければ遠いほど
優れた遺伝子が生まれやすいと言われている。
ソロモン人はそれを知って言っているのか
本能的かはわからないけど、
 遺伝子が欲しいという感覚は本能なのだろうな。
と思った。 
そしてまた違うシチュエーションで違う人と話しているとき。
 ソロモン人はどうも血の気がとても多いような気がする。
 特に男性。
ケンカ好き。
だしみんな何かしらファイティングを習いたいとよく言っている。
その話の延長で家族は殺すのはやっぱりためらうけど、
 血が繋がってなかったら必要ならばためらいなく殺せる。
と言っていた男の子。
 私が人を殺せると言ったことに少し驚きの顔をしていると、
 俺らは血が重要なんだと。
 うーん。。。
なるほど。。。
 と思わされる。
 ソロモンの田舎になればなるほど、
 1つのコミュニティは1つの家族から形成されている。
 私の今住んでいる村も、
みーーんな血が繋がっている。
 いざとなったら、
 私だけが血が繋がってないからちょっと怖いな。。。笑
って思う。。。
というのは軽く半分冗談と半分本気な気持ちなんだけど。
 でも村の人はとても私をリスペクトしてくれて接してくれるから、
 まぁまず危険な状況はないと思われる。
 と少し話がそれたけど、
 そういったところなんか本能的なものが
先進国の人たちより強く残っている感じがする。
聴力や視力がみんなずば抜けていいのも、
自然の中で生きているからこそだと思う。
 








  家の周りの子供達。 みーんな親戚☆