2012年2月8日水曜日

でも その前にもっと私がやらないといけないこと。

幼稚園を継続的に運営できるようにする。
今の状況は、先生にあまりやる気が無い為にあまり毎日幼稚園が運営されていない。先生が来ないとか。。。。
なぜやる気がないのか。。。
給料がないから。。。
村のコミュニティが運営しているという形なんだけど、少ししっかりしているところだと、保護者も学費を払って子供を幼稚園に通わせる。
学費から教材や先生の給料が賄われるんだけど、学費を払わない親が多いため、先生達は無給でやることになる。そうなると 先生たちだって
食べていかないとだし、畑仕事や家の事をやらないといけないし、
幼稚園のほうもおろそかになってしまう。

まだソロモンでは幼稚園が認識されて長くないため、幼稚園に行っていた親なんてもちろんいないので、幼稚園の必要性も感じていない。
その為、学費を払わない、子供を幼稚園に通わせない親は多い。
村になればなるほど、幼稚園どころか小学校に行かない子もまだまだいる。
私の村もそうだけど、籍は学校にあるけど子供は学校に行かない。
親も子供が家にいた方が家の手伝いをしてくれるから、特に学校に行かせようともしない。
始めは学校に行けと言わない親が信じられなかった。
でも少しずつなんとなく、わかってきたような。。。

私がソロモンで生活して 最近思う事。
教育は大切である。でもそれは全世界に共通する事なのか。。。
先進国で育った私は、教育は当たり前に必要だと思う。
ただ先進国の人々が必ずしもみんな幸せかというとそうでもない気がする。
日本では毎日のように殺人事件や自殺がある。
ここソロモンでは全くと言っていい程 そういった話は聞かない。
これは先進国と途上国の差ではないかと思う。
ソロモンは発展途上国ではあるけど、
決して貧しい国ではない。
野菜も育つし魚も獲れるし、
フルーツなんて勝手にどんどん育っている。
むしろ、欲を言わなければ日本より食べ物には困らない国だと思う。
水もまだ環境汚染されてないここでは、雨水が飲み水
緑豊かなここでは木もたくさんあって、薪にも困らず料理もガスなんていらない。
自給自足が難なくできる環境
とっても便利に生活できる日本。
でも便利さを求めれば求めるほどお金が必要で
、お金を作るために忙しく働いて。。。
人にとって感じる幸せはそれぞれ違う
便利さが快適な暮らしが幸せとは限らない
川で洗濯してると、日本は機械で洗濯もできるんでしょ。
これがソロモンだよ。
あなたもソロモンガールだね!
って嬉しそうに言ってくる。
ソロモンはどうだ?って最初はよく聞かれた。
うんいいねって言うと、
そうでしょ!スローライフだ!って笑顔で言ってくる。
少なくとも、村人たちはこの生活に満足してるんだろうなって思わされる。
必ずしも発展が良い、幸せになれるとは限らない
って、思わされるよね。
自給自足でやっていくなら、
教育よりも生活の知恵の方が大事
そうなると、必ずしも教育が1番重要になってくるのか。。。
となると、そうでもない。
まだ白人に占領される前のソロモンは
少なくともそうだったんだろうなって思う。
でも、ソロモンもお金が流通して外人が入ってきてビジネスが行われ、
これから先進国にまで発展するのかはわからないけど、
教育が必要な時代になってきているのは確かである。
でもそんな風にしたのも、
白人が占領してソロモンを自分達の都合の良いように利用して。。。。
なんて思い始めると私の力じゃどうしようもないんだけど、
複雑な気持ちになる。
私の今置かれている立場と自分の考え、
現地の人たちの考え、
求めることがうまくハマるところがあればいいなと、
何となく思うこの頃。








毎日30分以上かけて、山道を歩いて水を汲みに行く














植物の葉っぱで家の壁を造っていく
屋根も葉っぱ















雨が降ってきてバナナの葉っぱが傘に

















雨の日にバナナの木でいかだ作りをして遊ぶ子供達

たまには活動紹介

12月から学校は休みに入るんだけど、去年の私の活動を少し紹介
気づけば 活動内容全くブログに書いてなかったなぁと思って。。。
今更。。。
活動内容を書けなかった(書かなかった?)のも、
なかなか活動中は写真が撮れないし、
幼稚園は月、火、水の週3日、8時半〜11時半までの3時間で
アメが降ったりすると子供も来ないから今日はない。。
ってのもよくあって
幼稚園で私が何か指導する機会ってのがすごく少なかった気がする。。。
といったことを前置きに置きながら、
調整員が視察に来た時に撮ってもらった写真を載せようと思います。

始めは6つの村にそれぞれある幼稚園を巡回してたんだけど、幼稚園によって
先生のやる気度なんかの違いから、
クラス運営が行われている幼稚園にも差が出ていた。
1時間歩いてやっと幼稚園着いたら今日はなし。。。とかよくあって
私のやる気もだんだんへし折られてきた。。。
そんな中での 前に書いたけど、引っ越し。
始めは小中高の学校の職員住宅に住んでたんだけど
、1つの村に入ることにより、とりあえずその村の幼稚園を集中して見る事にした。

パンピリア村パンピリア幼稚園
この村は幼稚園専用の建物はない
(6つの幼稚園のうち現在2園が幼稚園としての建物がある)
ここパンピリアではコミュニティホールと呼ばれる言わば村の集会場でやっている。
(他の幼稚園は先生の家とか)











朝は子供達が集まるまで、自由遊び
と言っても遊具もあまり無いため子供達は少ないブロックで毎日遊んでいる




8時半くらいになると、片付けて朝の集い






歌やダンスや手遊びや。。。






1時間くらい読み書き(アルファベット、数字、形、色の認識)の勉強













10時から休憩
子供達は持参したご飯を食べる

ソロモンでは 朝が早いからから あまり昼に食べるという習慣がないみたいで 小中高でも10半くらいから休憩があってそこで、お腹空いた子は食べて昼のランチタイム休憩はない
幼稚園は11時に終わるから、帰ってから食べる子もいるみたいだけど、基本的に大人も昼は食べたり食べなかったりみたい

30分くらい休憩して、また読み書きの勉強








日本の絵本を読み聞かせ してみたり







といった流れ
ソロモンでは(発展途上国は殆どそうみたいだけど)
識字教育が主に行われていて、情操教育が殆ど行われない。
私の活動の要請は、各幼稚園の先生たちに指導の仕方を指導すると言った感じの内容。 
その点では、少しづつ情操教育の大切さを伝えていけたらいいなって思う。
運動遊びとか、工作とかね。。


2012年2月6日月曜日

卒業旅行

ワークショップ、隊員総会も終わってあっと言う間に12月も半ばになって、
1月に帰る先輩隊員と一緒に帰国前の国内旅行に行ってきた♪
場所はソロモンの中では海がキレイと言われるウェスタン州の“ムンダ”
先輩隊員にとっては最後のソロモン国内旅行だしちょっといいとこに泊まろうってことで
泊まる宿だけの無人島の島に2泊3日
飛行機から眺めるウェスタン州は海もキレイでワクワク♪














ムンダのメインの島に到着してさらにボートで移動
宿は思ってたよりキレイでテンションは更に上がっちゃう♪




日本ではこの蚊帳も見た目はお姫様風で女心を揺さぶる感じだけど、
ここソロモンはマラリア(蚊で媒介する感染症)汚染地域なので、寝る時の蚊帳は必須と言ってもいいくらい
蚊帳があることで安眠が約束される。。。
と思ってたらその夜はなぜか蚊帳の中にも蚊がいて睡眠妨害だったんだけど。。。
ロッジ風になっていてキッチン付いてるし、トイレ、シャワーもキレイだし
お湯も出るし(これもソロモンでは湯が出るってのはかなりレベル高い!!)
















リビングにつながるバルコニーは広くて、目の前はすぐ海!!

かなりのロケーションは良い感じです
残念ながら到着したときはアメが降ってたんだけど。。。








今日の夜はキッチンも付いてるから、食糧とお酒も持ち込んでの夕食
いつもより贅沢にと、チーズとかベーコンとか牛タン
(ソロモンではタンは食べられないから、白人のちょっと金持ちたちの飼い犬のエサ用として安く売られてる)とかをつまみながら酒盛り♪
やっぱローケーションもいいといつもより酒もうまいね〜












朝ご飯を待っている間にご飯食べるとこのすぐ前で、
オーナーの奥さんが魚釣りしてるの見てたら、
まぁ 魚がたくさんいること!!!
魚を釣る為のエサ用で10秒くらいで小魚を釣って、
10分もかからないうちに連れた魚!!!













そりゃ 釣れるワケだってくらい桟橋のすぐ側までうじゃうじゃの魚たち。。。!!
ここは魚釣り大好き人間にはたまらん場所ですな











魚もこれだけ多ければそれを狙ってくる大きな魚も。。。
そしてサメも。。。。。。!!!!!
たくさん










そんなん見てる間に朝ご飯もできて、
なかなかのボリュームに内容も満足のメニューでした












ボートでシュノーケリングに良い場所があると別の無人島へ。。。








女の子組はシュノーケリング楽しんで
男の子組は魚釣りへ

色んな色の珊瑚と見た事ないカラフルな魚たちがいっぱい!!
カメラが壊れてて写真撮れなかったのが残念だけど
すんごいキレイだった〜
釣り組も満足気に帰ってきた













宿に戻る途中も少し魚釣り













捕れたての魚をさっそく刺身に。。
やっぱ新鮮でうまい〜















帰ってきてから、カヌーに挑戦!













ソロモン人はカヌーで沖まで出て漁に出る人が多いけど私たちはみんな初めて。。。
最初は行きたいとこに行けなかったけど、だんだん連携プレイもできてきて
うまくなってきた
島の周りを廻ってると、マングローブ!!!











夕日もキレイでした




首都は島の南側だし私の村は山の中だし
朝日も夕日も昇ったり沈んでいくとこがなかんか見れないから、久しぶりの夕日に感激♪



夕ご飯もメニューに満足♪
いくつかから選べて、味も内容も◎でした



ロブスターーーー!!!!!









カニ!!!!!!









イカ!!!!!












ソロモンは昔は首狩り族がいたようで、
このあたりもその文化が一番最近まで残っていたそうな。。。
その時の狩ったたくさんの部族の偉い人たちの頭蓋骨が崇められている島へ



















ほんと小さい島なんだけど、頭蓋骨がたくさん並べられてた



















まだ部族同士で戦ってた頃、部族のトップの首を狩る文化

さすがにその跡を目の当たりにすると皆の顔も険しくなる


















そんなこんなのとっても充実した3日間の卒業旅行
みんな真っ黒になったけど
宿も海もアクティビティもどれも満足の旅行でした