2011年6月13日月曜日

鶏 

先輩隊員が村から鶏をもらってきた
袋(といってもヤシの葉であまれたもの)に
入っていた鶏
袋から鶏だしてるとこ



とっても頼りになる鶏をさばける先輩隊員が。。。。


まずは血抜き
首にナイフをいれて





頭を切り落とし





血が出なくなるとお湯に一度つけます
そうすると羽がとりやすいそうです

簡単にぽろぽろと羽がとれていきます

鳥の姿からだんだん
肉屋さんで見られる状態になってきた



全部羽を取り除いて。。。


15分前はコッココッコ鳴いていた鳥が
こんな姿に



とっても手際のいい先輩隊員の手により


鳥さしみや内蔵の焼き鳥などなど




初めての鶏をさばくとこを見てうーって思いながら
見たら食べれないんだろうなって思ってたけど
いざ、お皿にのってでてくると
うまい!!
なかなかのいい経験をさせて頂きました
(見てただけだけど。。。)

ソロモン人って。。。

ベティバツの村に派遣されて約2ヶ月
少しずつソロモン人ってのが見えてきた気がする
もちろんやっぱり、ソロモン人で1つではくくれないと思う
色んな日本人がいるように色んなソロモン人がいる
それでも日本人の私から見るソロモン人って。。。。

彼らはとってもシャイ
私は小、中、高校の敷地に住んでるから幼稚園への通勤時は
たくさんの通学してくる生徒とすれ違うんだけど
とりあえずモーニング!って皆に挨拶
恥ずかしそうに小さなこえだったり、すれ違ったあとにキャーって言って
走っていったり。。。
彼らからすると私は外国人の私
村では結ういつの日本人
今まで何人かのボランティアが入っていたけど
それでもやっぱりまだ物珍しいんでしょうね。。。
そして慣れてくると、すれ違うたびに
『どこ行くの?』の質問攻め
あまりにも同じ質問ばかりしてくるから
だんだん私の答えもおろそかになってきてしまう。。。
その質問も挨拶と同じなんだって思えてきて
質問されても今日は○○幼稚園!って先に進みながら挨拶程度に答えてた
毎回同じ質問ばっかりいいかげんにしてー!!
みたいな。。。
でもしばらくして
会話のきっかけ。通勤中でも日本みたいに時間に追われてないんだから
もう少し1つ1つ丁寧に。。。
と思うようになってきた
すれ違い様の『どこ行くの?』の質問に私も立ち止まって、答えることに。。。
すると、『あーそうか。』でだいたい終わるんだえど
たまにはそれから話が進み
『あーそれならこっちの道が近いよ』
だTか
『今週末は○○村のイベントがあるよ』
だとか、ふとした情報が入ってきたりする。
テレビも新聞ももちろんインターネットもないこの村では
情報の伝達って、人から人しかない。
そんな環境で、何度か彼らの情報力に驚かされたことがある。
彼らは時間たっぷりあるから、お話好き。
良くも悪くもそんな会話の中にはたくさんの村の人達の噂も飛び交う。
そんな中での結一の日本人の私の噂もびっくりするくらい早く遠くまでいっている。
私は知らなくても彼らは私の事をみんな知っている。
知らない間にあっという間に私の行動は噂になる。

少しそういうのが、窮屈に感じるときもある。
あまりにも村人が近い。
皆が見ている。。。。
だけど、まぁこれも皆が注目しているのはいい事と捉えていって
この人から人への情報力の早さを何かうまく、
いい方向に利用できないかなぁって考え中です


ソロモン人って。。。
彼らには”ワントクシステム”ってのがあって、
血縁関係があれば一緒に住んでいることが多い
なもんで1つの家にたーくさんの人が住んでる事もしょっちゅうで、
仕事がないとか家がないとかでも、従兄だったり、誰かしらの血縁関係がある人のとこに
居候しています。
ただでさえ子どもの数も多いのに(平均だいたい6、7人兄弟!!)
首都ホニアラには地方から仕事を求めてたくさんの人がやってくるんだけど、
仕事につけない人がたーくさんいて問題になってるんだけど、
ホームレスってのは1人もいません。
なぜなら”ワントクシステム”があるから。
1人がいい仕事を持っていると10人以上が一緒に暮らしているけど、
働いている人は1人ってのも普通です。
私たち日本人の働かざる者喰うべからず。的な考えからすると、
働いている人だけが大変なような。。。
感じに見られるんだけど
こっちの人たちの考えは”ある人はない人に与える”って感じでしょうか。
だからもらうってことも感覚的にあたりまえって感じが見受けられます
うーん。。それが堕落している人を作ってしまう気もするんだけど、
助け合おう精神はとても素晴らしいと思うし、
どっちがいいとは一概にはいえないですね。。。

田舎で育った私も昔の自分が小さかった頃の記憶をたぐいよせてみると、
似たような感じだったなあって思うのが、近所の人が他の人の家に
上がり込むことが普通なこと
もちろん顔見知りなんだけど
近所の子どもも当たり前のように家にやってきて、
その辺にあるものも勝手に触りまくり、遊び道具になり
お腹が空いていれば何か食べ物があればこれ食べたいって当たり前のよう
に言ってくる
(さすがに大人はそんな勝手気ままな感じじゃないけど)
でもこれって近所の人みんなで子どもを育ててるって感じがします
3歳くらいの子どもでも
親の目から離れて近所の家に遊びに行ったり川で泳いでいたり
でも1人で川で泳いでいても誰かが川で洗濯していたり。。
親が子どもがどこにいるかわからんくても、誰かが知っている
こんな環境って子どもにとっていい環境だなあって思います。

他にもソロモン人って。。。
まだまだあるけど今回はこのくらいで
また第2段いつか書きたいと思います


近所の子どもにタオルを巻いてみました。
子どもってやっぱりどこの国でもかわいい

2011年6月2日木曜日

自然と共に生きる


ベティバツに赴任してからあっという間に1ヶ月が。。。
6つの幼稚園を1日1つづつ巡回して先生たちに指導するのが私の仕事
私お家からどこも30分から1時間かけて
もちろん歩いて出勤
山道を歩いていくんだけど
雨が降ればまぁ歩くのが大変!
コンクリート道なんてないわけで、ベティバツの土は粘土質の為
ツルツルって滑る
膝下くらいの深さの川をじゃぶじゃぶと渡って
ちょっと崖を登って。。。
朝から毎日エクササイズです。
今まで歩く為にこんなに筋肉はつかわなかったなぁ

こんな道も!!
出勤通りじゃないけど、ある村に行くために渡る
川の上の橋(大木)

スリルありありです




家は学校(小、中、高)の敷地内に建っていて小高い丘の上
ここを上り下りするだけでも息切れしていたんだけど
最近はちょっとづつ慣れてきました
でも、雨が降った日は必ず最低1回は尻もちつくのが習慣に。。。
でもこの家からは学校の広いグラウンドがよく見渡せます

ソロモン人はサッカーが大好きです
学校だけでなく大人もこどももあちらこちらでサッカーをやってます
そして私の家から見下ろせるグラウンドでも毎日サッカー

そして家の周りを囲むように畑があります
これもシェアメートが草むらを耕して畑にしてます
2人のシェア目とは学校の先生で今年赴任
若いのによく働く働く
たまには朝から仕事行く前にだったり仕事から帰ってきても
畑仕事をよくやってます
そんな畑仕事をよくやる2人だけど
1人は
『職員室んあんて行った事ないよ。。。だって教頭先生怖いんだもん。。。』
学校の先生が職員室に行った事がない。。。!!
笑っちゃいました。。。。
そんな生徒みたいなこと言っている先生も
畑仕事はよくやります。
まぁこれも生きていく上で必要ですね。。。
芋やらとうもろこしやらその他の野菜もそだててます
そして私も日本から持ってきた野菜の種を植えてみました
ツナ缶を鉢にして種まき
1週間くらいで芽がでてきた!!
日中は日差しがとっても強いから葉ものの野菜は
しおれてしまうんだけど朝になればしゃきっとたってくれてるから
日本より成長が遅いみたいだけどゆっくりと成長してくれてる
初めて種から自分で野菜を育ててみてるけど
毎日、育ってる野菜を観察するのも楽しいです
雨が降っても畑と生活用水のためにありがたくて
(歩くのは大変になるけど)
晴れたら洗濯3時間で乾くし
夜は、付きがでてないときは空は満点の星空で
下を見ると蛍がたくさん飛んでて
付きが出てるときは月明りで水浴び(お風呂)ができて
前よりもずいぶんと自然を意識しながら
自然とともに生きている感じです