2012年3月15日木曜日

日曜は教会へ

ソロモン人はキリスト教が殆ど。
まだキリスト教じゃない人と出会ったことがない。。。
前キリスト教のソロモン人が言っていたのはキリスト教じゃない人は山の中でその集団で暮らしているらしい。。。
まぁ私の任地の村も山の中なんだけどね。。。
キリスト教といっても宗派がある。
私の村はSSECといって、
ソロモンの主な4つの宗派の中では敬虔な信者とされるちょっとルールも厳しい。
お酒やたばこ、ビートルナッツは禁止。といっても若者はやってる人多いけど。
毎週日曜はお祈りの日。 
宗派や場所によって始まる時間も違うけれど
私の村は10時開始と遅い方。
その前に、毎回教会を飾りつけするんだけど、
私もちょっとそのお手伝いというか見学に行ってみた。


殺風景な教会の中















家で育ててる花や自生している花を朝からとってきて、飾り付け。

















布をきれいに折り目つけてはりつけて。。。












あっという間に殺風景な感じから華やかな教壇に変わった!















私もちょっと手伝ったけど殆どが子供達で飾り付け















そして10時頃になるとお祈りが始まる
2時間くらいのお祈りは半分くらいは、
歌(これがみんな上手にハモるしうまい!)
よく歌われる歌は覚えてて私も一緒に歌ったり知らない歌も何となく歌ってみたり。。。
あとは聖書の話を牧師さんがしてるけど、
現地の言葉だから全くわからないのでここは自分の考え事の時間にしてる。 
活動の事とか1週間の振り返りだったり、
予定たてたり、もちろん他の事も考えたりと、
私にはとっても良い時間。



それぞれ村の子供の教会のグループ作ってるんだけどたまに歌の発表をしたりする
















小中学生くらいのグループと十代後半くらいから結婚するまでの若者男女グループと既婚女性のグループと3つあって、
それぞれ毎週歌の練習だったりなんだったりしている。
教会をメインに村の社会が成り立っていて、
キリスト教の存在はソロモンにとってはとっても大きいです。 
公立の学校は全部じゃないかもしれないけど、
殆どがキリスト教の傘下にあってそこから援助がでてたり、
教師も自分の宗派とその学校の宗派によって職場を選んだり。。。
のようです。



今は日曜のお祈りは行かなくて、
お酒も飲んでタバコも吸ってる若者もたくさん村にいます。
そんな若者たちだって神様は信じているようです。
宗教の話になると、
終わりのない話になり相手を怒らせることもあり得るので、
あまり現地の人とは深く宗教については話さないけど、
でも私は自分はキリスト教じゃないって言ってるけど、
お祈りに来ることは歓迎してくれるし、特に問題はないです。
むしろ、キリスト教に改宗しようという気持ちは今のところ全くないんだけど
でも日曜にお祈りにいく時間は私の好きな時間の1つ。

始めは村人が行ってるし、行った方がいいかな。。。
って感じで行ってたけど最近はしばらく行かないと行きたくなるというか、
週のいい締めくくりといった感じです。
電話も繋がらないような村では、
用事があって人と話したいときに教会に行けば会える場所でもあります。
月に1度チャパと呼ばれるおおきなお祈りの日があって、
この日は長いお祈りのあと、みんなで一緒にご飯を食べます。
人が多すぎて中に入れないときは、
外の木陰に座ってたまに一緒に歌ったり、
天気がよければピクニック気分
この週1度のお祈りという行事は、
村社会を繋げる大事な役割と感じるこの頃











カメラを向けるとノリノリでダンス始める全裸の男の子

2012年3月14日水曜日

フィジーとマラリアと私

そして。。。。。。。。。。。。。

フィジーに大晦日に到着。
軽く飲んで、年越しそば食べて。。。日本人らしいことしてたんだけど。。。
なんか調子がおかしい。。。と
思ってると2日目には身体が痛い、だるい、熱がある。。。

1週間の楽しいはずのフィジー旅行は殆ど寝ているだけの旅行になってしまった。。。

ちょっと最後の方から何となく思っていた“マラリア”?!
が予感的中でした。
フィジーにはマラリアはもうないそうで、マラリア用の薬もないらしい。。。
本当に久しぶりに辛い病生活でした。
ソロモンに派遣されてから1度も病気どころか、お腹すらもこわしてなかった私は病気に対しても自分は大丈夫っていう自負もあって薬なんて一切もってきてないし、どう対処していいかわからなかった。
フィジーで島に行くと、病院どころか薬局すらなくて薬も飲めない。
しかし、弱っているときに助けてくれる存在ってやっぱりすごくでかいもんですな。
本当に感謝です。
回復してからは弱っているときだけでなくて、
いつでもそういう存在がいるっていいなって思えるようになったね。

せっかくのフィジーはあまり思うように動けなかったけど、
それでも学べる事、得る事もあったから私としてはこれもまたいい旅でございました。



不調ながらもいっぱいフィジーの楽しさに出会えた♪




昼間のちょっと調子がいいときにスパ♪

















ある日はせっかくだし!ってことで思い切ってシュノーケリング!


















砂浜で美味しい食事も♪

















素敵な夕日も見れました♪























今まで出会った中で1番親しみ持てた掃除機にも出会えた♪













久しぶりの寿司もすんげ〜うまかった〜♪



















素敵な宿にも泊まれた♪















あと1年、どこ行くにもマラリア用の薬は絶対持っていくべし。

そして2ヶ月後。。。。

頭痛があり。。。夕方になると急に寒気が。。。
あれ。。。?! この感覚もしや。。。。
はい、またマラリアなりました。。。
マラリアの症状がそうなのか、私がそうなのかわかんないけど
夕方に来るんです。17時からぞわぞわって。。。
あっ、もうすぐ来る!ってのがわかるの
ほんで17時半にはもう寒気がして熱が急上昇!30分で40度まであがります。
でも夜中には熱も下がって眠れる。
そしてまた次の日も17時からやってくる。。。
って感じなマラリア。 レベルがあるみたいで、2回目はレベル1みたいで、だからなのか2回目で慣れたのか1回目よりもとてもラク。
といっても高熱の時はさすがにちょっときついけどね。。。
2回目のマラリアの発症した初日は、村にいたんだけど村人が心配してくれて
寝てる私を介護してくれました。
顔をさわってすごい熱いね!濡れたタオルで冷やしてあげるからって準備してくれて、じゃぁ手当するまえにお祈りするからちょっと待ってねって言われて
お祈りが始まりました。
今はソロモン人の殆どがキリスト教で神を信じていて、その中でも私の村はいくつかの宗派の中で敬虔な信者たち。
お祈りが終って、濡れたタオルでゆっくりじっくりと額を押さえてながら、汗を拭き取ってくれて、腕のマッサージまでしてくれました。
ほんとにその後、熱もひいた感じでラクになって手当ってやっぱり力があるなぁって。。。。神様のおかげかもしれないけどね。
その人が帰っていくときもまたお祈りで締めて、去って行きました。
ソロモンでは何をするにも、まずはお祈りです。
学校でも幼稚園でも授業を始めるとき、終るとき、休憩(食事)に入るとき、ミーティングの開始、終了時。とりあえず区切りは全てお祈りで始まりお祈りで締めます。

任国外旅行→バヌアツ&フィジー

ソロモンに派遣されてからソロモン諸島から初めての海外旅行!
隊員は1年で20日間の任国外旅行が許される。(行ける国も決まっている)
ということで2011年12月末から行ってきました♪
今回の行き先はバヌアツとフィジー
まずはバヌアツへ
ソロモンからは飛行機で3時間くらいだったかな。。。
バヌアツは隣の国だし地図で見ても近いんだけど、
赤道に近ければ近い程地球も1番ふくらみがあるとこだし、
地図で見るのと実際の距離は遠くなると本に書いてあった。
なるほど。。。
駒ヶ根の訓練所時代に1番仲良かった、バヌアツ派遣の同期との再会
まだ1年経ってないけどすごく懐かしい!!
バヌアツご当地ビール“タスカー”で乾杯!
お互いの活動やらなんやら、積もる話はたくさんでビールも進みますワイワイ
















バヌアツのマーケット!
ソロモンに比べると、とてもキレイ。。。。









バヌアツは人種がソロモンと同じだから人の見ため的にはあんまり変わらない
でも街は大違いでした。。。







バヌアツはフランス領だったからなのか。。。
何がこの違いを生んでるのかはわかんないけど
まぁ発展具合もキレイ具合も違った。。。
久しぶりに買物とかもしちゃって。。。
1番びっくり!のテンションあがったのはカフェ!!
スィーツが並んでる!!!








しかも旨い!!!
クロワッサンが!!!!さすがおフランス領!!!
先にバヌアツ行った先輩隊員から聞かされてたけど、
何見ても感激できる♪





高級ホテルに行って、エステマッサージでマダム気分味わったり












さすがフランス領だっただけある!
フレンチのお店でおフランス料理も堪能!!!
エスカルゴ!!!
とか、安くておいしゅうございました














バヌアツでの2大メインスポット!!
街もすごく楽しんだけど、“火山”と“青の洞窟”が楽しめる
「タンナ島」はやっぱりよかった!!
首都から飛行機で移動してタンナ島へ。
トラックの荷台に乗って火山の噴火口まで。。。




トラックの荷台はテンションあがるよね〜
でこぼこ道とかじゃんじゃん走って、








さすが火山の近くになると植物もない。。
土の種類も違う。。。ごつごつ石だらけ。。。




















給油も手動です












山に到着して噴火口まで少し歩きます。
地面も暖かい!
噴火口に着いた!



















写真で見えるかなーー!! 赤い溶岩が飛んでるの!!
1時間弱くらいしかいれなかったんだけど、その間にも軽い噴火が何度か。。。
軽いって言っても、溶岩はすんごい高いとこまで飛んでるし、
なんせ噴火したときの爆風がすごい!!!!目と耳に風圧がくる!!
表現がうまくできないけど、すごかったです。。。。
死人もいたそうな。。。噴火した溶岩があたって。。。
まぁ日本じゃ間違いなくこんな近くに行かせてくれないだろうな。。。




















ほんで翌日は“青の洞窟”!!
船で移動して洞窟の近くまで。



洞窟の近くは特に海の色がキレイ! 

ソロモンとはまたちょっと違う色な気がする。。。
船では洞窟の中入れないから泳いで洞窟の中に。。。
波がちょっと高くて、洞窟の近くに行くだけでちょっと大変。。。
中に入るには、潜水しないといけないらしい。。
びびってた私だけど、現地のドライバーさんに引っ張ってもらって
なんとか無事に洞窟の中に。。。















!!!!!!!!!!!!!!!












!!!!!!!!!!!!!!!
本当に感動した!!!!!!!!!!
思ってたのの10倍はキレイだった!!!!!
ほんとにキレイなん!!!!
写真
この写真の色のまんまの色!!!
光の反射の具合でこんな色になるみたいだけど、しかしキレイすぎる!!
びびって潜った甲斐があったよ〜
洞窟の天井の部分に丸く穴が空いていて、ちょうど太陽の光が中に差し込んできて、さらに神秘的!!











みんなテンションあがりまくりの一時でした。
この感動は久しく味わってないな〜ってくらい、感動の場所でしたわ
帰り迎えを待ってる間、現地の子供達と戯れる。

共通語のピジン語は、ソロモンと少し違うけど通じるから意思の疎通もできて楽しい♪
そして彼らはフランス語も完璧に話せるようだ。。。
現地語、ピジン語、フランス語。少なくとも彼らはもう既にバイリンガル。
すげ〜。。。。















バヌアツでの素敵な夕日にも出会えました








そんなこんなのバヌアツ5日間はあっと言う間に
テンション高いままに終わり、フィジーへ移動